nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

R.Schumann 25 :「優れた大家の作品・・毎日のパン・・立派な・・に

音楽で心得ておくべきこと 25 優れた大家、中でもJ.S. Bachのフーガを熱心に弾くと良い。平均律クラヴィーアを毎日のパンとしてほしい。そうすれば間違いなく立派な音楽家になれるだろう。(R.シューマン) 24で「総譜」、オリジナル作品と対話すべき、と…

R.Schumann 24:「・・巨匠的な名人よりも総譜と交際しなさい。」

音楽で心得ておくべきこと 24 「もっと大きくなったら、巨匠的な名人よりも総譜と交際しなさい。」(R.シューマン) 我々大人は、物理的には大きくなる必要ない、、というか、縦方向には大きくなれません(笑)。10歳、20歳、年を重ねるまで待てるほど…

R.Schumann 23: 「自分の楽器を愛しなさい。だが、自分の楽器が唯一

音楽で心得ておくべきこと 23 「自分の楽器を愛しなさい。だが、自分の楽器が唯一無比のものと考えるのは愚かなことだ。他にも同じように美しい楽器があることを忘れてはならない。また、合唱やオーケストラの中で、最高の音楽を表現する歌手があることを…

R.Schumann 22: 「もし皆が第一バイオリンばかりを弾きたがったら・

音楽で心得ておくべきこと 22 「もし皆が第一バイオリンばかりを弾きたがったらオーケストラはまとまらない。したがって、どのポジションにいる演奏家も尊敬しなければならない。」(R.シューマン) この文だけを見ると、職業に貴賎無し、楽器奏者を含むす…

R. Schumann 21:「人の集まったところで数多く弾くことは、益よりも

音楽で心得ておくべきこと 21 「人の集まったところで数多く弾くことは、益よりも害になる。人々は注目している。だが、自分の気持ちの中で恥ずかしいと思っているような曲は、決して演奏すべきでない。しかし、他人と集まって、二重奏や三重奏をする機会…

R.Schumann 20: 「流行というものは、すべてまた時代遅れになるもの

音楽で心得ておくべきこと 20 「流行というものは、すべてまた時代遅れになるものなのだ。そして、歳をとるまでそれを追い続けていると、誰からも認められない馬鹿者になってしまう。」(R.シューマン) 「流行というものは、すべてまた時代遅れになるもの…

R.Schumann 19: 「重要なあらゆる大家のすべての重要な作品を覚えて

音楽で心得ておくべきこと 19 「重要なあらゆる大家のすべての重要な作品を次第次第に覚えていかなければならない。いわゆる偉大な巨匠演奏家の、よく引き起こす拍手喝采を、誤解してはならない。芸術家の拍手は、大衆の拍手よりも貴重なものであって欲し…

R.Schumann 18: 「勉強する曲を選ぶときは、先輩に相談すること。こ

音楽で心得ておくべきこと 18 「勉強する曲を選ぶときは、先輩に相談すること。これで時間を大いに節約できる。」(R.シューマン) これは音楽以外にも幅広く通用しそうな、大変普遍性の高い助言ですね。 プログラミングにしても、「曲」をソースや設計図、…

R.Schumann 17: 「すぐれた作曲家の作品で、どこかを変えたり、省略

音楽で心得ておくべきこと 17 「すぐれた作曲家の作品で、どこかを変えたり、省略したり、あるいは流行の飾りをつけたりするのはいけないことだ、とわきまえておきなさい。こうしたことは芸術に加える最大の侮辱である。」(R.シューマン) だんだん、シュ…

R.Schumann 16: 「悪い作品を弾いてはならない。・・そうした作品に

音楽で心得ておくべきこと 16 「悪い作品を弾いてはならない。やむをえない場合でなければそうした作品に耳を傾けるべきではない。達者とか、いわゆる華やかな演奏というものに、決して惹かれないように。作曲者が心にもっていた印象を曲で表すようにしな…

R.Schumann 15: 「悪い作品を普及させてはならない。反対に、全力を

音楽で心得ておくべきこと 15 「悪い作品を普及させてはならない。反対に、全力をもって禁止することに協力しなければならない。」 (R.シューマン) ちょっと聞くと、なんだか偏屈で、寛大さを欠く頑固爺みたいですが、いわゆる「悪貨が良貨を駆逐する」事…

R.Schumann 14: 「みせかけの売り物・・ 技巧は、より高い、新しい

音楽で心得ておくべきこと 14 「みせかけの売り物は、時代とともにみな変わってしまう。技巧は、より高い、新しい目標に使うときだけ価値がある。」 (R.シューマン) これも、いまでも通用するし、他の広範な分野でも「どきっ」とさせる位のメッセージ性を…

R.Schumann 13: 「・・菓子では子供は健康な大人に育たない。身体と

音楽で心得ておくべきこと 13>> 「パン菓子や砂糖菓子などの甘いものでは、子供は健康な大人に育たない。身体と同じく、精神の糧も、質素で力強いものでなければならない。大家は、この精神の糧に十分気をつかっていた。皆も、これに気を配りなさい。」(R…

R.Schumann 12: 「・・流行歌を演奏してはならない。時間は貴重だ。

音楽で心得ておくべきこと 12 「大きくなったら流行歌を演奏してはならない。時間は貴重だ。現にある良い曲だけを全部知ろうと思っても百人分の長生きをしなければならない。」(R.シューマン) これは少し驚きです。なぜなら、当時現役の名作曲家で、自分…

R.Schumann 11: 「喜びも気分の良さもなしに勉強するなら休んだ方が

音楽で心得ておくべきこと 11 「一日の音楽の勉強をして、疲れたと思ったときには、それ以上の勉強は控えること。喜びも気分の良さもなしに勉強するなら休んだ方が良い。」(R.シューマン) これについては、「音楽」をあらゆる習い事、知識習得、職人修行…

R.Schumann 10: 「音楽を楽譜から理解できるようにまでなりなさい」

音楽で心得ておくべきこと 10 「音楽を楽譜から理解できるようにまでなりなさい。弾くときには、だれが聴いているのかと気を遣わないこと。いつも大家に聞かせているときのように弾くこと。誰かが初見の曲を出して弾きなさいといったら、まずそれを最後ま…

R.Schumann 09:「・・楽器の助け無しで、楽譜をみて歌えるように」

音楽で心得ておくべきこと 09 「たとえ大きな声でなくても、楽器の助け無しで、楽譜をみて歌えるように努力すること。それによって耳はますます鋭敏になる。しかし、もし響きの良い声をもっていたら、天から与えられたもっとも美しい贈り物と考えて、すぐ…

R.Schumann 08:「いつも正しく調律された楽器を使うこと。」

音楽で心得ておくべきこと 08 「いつも正しく調律された楽器を使うこと。扱っている曲は、ただ指で弾けるということだけでなく、ピアノがなくても、口でハミングできるようでなければならない。創造力をうんと強くして、曲の旋律ばかりでなく、それについ…

R.Schumann 07:「やさしい曲を立派に美しく弾くように努力すること。

音楽で心得ておくべきこと 07 「やさしい曲を立派に美しく弾くように努力すること。これは、難しいものを平凡に演奏することよりもずっとい良いことだ。」(R.シューマン) またも素晴らしい言葉です。 あらゆる芸事に通じると言っても良いでしょう。今年第…

R.Schumann 06:「つまらなさろうな弾き方を決してしないように。 」

音楽で心得ておくべきこと 06 「つまらなさろうな弾き方を決してしないように。 いつも新しい気持ちで弾きなさい。曲を途中でやめないこと。のろのろするのと急ぐのとは、同じように大きな間違いである。」 (R.シューマン) 前半の2文は、よくわかります…

R.Schumann 05:「理論・・などの基礎をおそれてはならない。こんなも

音楽で心得ておくべきこと 05 「理論、通奏低音、対位法などの音楽の基礎をおそれてはならない。こんなものは使っている内に馴れてしまう。 」(R.シューマン) −−−−−−−−−−− 日本にもソフトウェア学院を、と、日本経団連が危機感にかられて提言したそうです…

R.Schumann 04:「幼少の頃から和声の基礎的なことを勉強しておきなさ

音楽で心得ておくべきこと 04 「幼少の頃から、和声の基礎的なことを勉強しておきなさい。」(R.シューマン) 3番目のところで書きましたが、長調、短調ごとの3種の3和音にはじまり、属七、、などなどはきっちり勉強しておいた方が良い、と。 自分の場合…

R.Schumann 03: 「拍子通りに弾くこと。多くの名人達の演奏は、酔っ

音楽で心得ておくべきこと 03 「拍子通りに弾くこと。多くの名人達の演奏は、酔っぱらって歩いているようなものだ。そんなものはお手本にならない。」(R.シューマン) この3番目も、基礎の大切さを語っているように聞こえます。 音楽の3要素、といえば、…

R.Schumann 02: 「音階やその他の運指法・・時間をもっと上手に」

音楽で心得ておくべきこと 02 「音階やその他の運指法を熱心に練習しなければならない。しかし、それですべてがうまくいくと思って、大きくなるまで毎日何時間も機械的な練習をしている人が沢山いるが、それはまさに、外国語学習にあたって、ABCをできるだ…

R.Schumann 01 「音楽で心得・・聴く耳を作るのが最重要

「聞く耳をつくりあげることが一番大切である。幼いときから、調性や音を判断できるようにすること。鐘、窓ガラス、かっこう −そういったものが、どんな音を出しているか調べてみること。」 (R. シューマン) 『お、それならこれからの音楽修行に応用してみよ…