nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

2005-01-01から1年間の記事一覧

R.Schumann 39 :「古いものを尊敬すること。しかし、また新しいもの

音楽で心得ておくべきこと 39 「古いものを尊敬すること。しかし、また新しいものも暖かい心で迎えること。知らない名前に対して偏見をもってはいけない。」(R.シューマン) ただいまシリコンバレーに来ていますが、上記のシューマンの言葉は、シリコンバ…

R.Schumann 36 :「・・民謡は極めて美しいメロディーの宝庫であって

音楽で心得ておくべきこと 36 「民謡にはすべて、熱心に耳を傾けること。民謡は極めて美しいメロディーの宝庫であって、いろいろな国民性に目を開かせてくれる。」(R.シューマン) シューマンの弟子で、家族ぐるみの付き合いのあったヨハネス・ブラームス…

R.Schumann33:「オルガンを練習する機会・・曲にも不純なところや曖

音楽で心得ておくべきこと33 オルガンを練習する機会を逃さないように。曲にも不純なところや曖昧なところがあると、すぐにそれが反応する。この点でオルガン以上の楽器はない。(R.シューマン) ※ソース! (野村直之@メタデータ)

R.Schumann31:「音楽に関する立派な本・・「音楽芸術の純粋さについ

音楽で心得ておくべきこと31 音楽に関する立派な本といえば、ディボー(1774年〜1840年;ドイツの法律家で音楽評論家)の「音楽芸術の純粋さについて」というものがある。大きくなったら何度も読むといい。(R.シューマン) IT Pro 2006年の書評や…

R.Schumann 30 :「いろいろの時代の傑作を一心に聴いたうえで、音楽

音楽で心得ておくべきこと30 いろいろの時代の傑作を一心に聴いたうえで、音楽史の勉強をすれば、うぬぼれとか虚栄といったものが全くすぐに治療できるだろう。(R.シューマン) 光量子の理論。 恐ろしく奇麗な論文。。 Readings in .. Learning 「自分は基…

R.Schumann 29 :「謙虚でなければならない。自分より以前にすでに他

音楽で心得ておくべきこと 29 山の彼方にも人が住んでいる。謙虚でなければならない。自分より以前にすでに他の人が考えたり、工夫をしたりしたこと以外には、自分は実はまだ何も考えついてはいない。(注:と幼少期には思ってもほぼ間違いない) もしそれ…

R.Schumann 28:「歌手から、いろいろのことが知られるが、それをこと

音楽で心得ておくべきこと 28 男性歌手や女性歌手から、いろいろのことが知られるが、それをことごとく信じてしまうことのないように。(R.シューマン) ※自己責任 ×無意味で責任回避(原因や真の問題の探索をチャラにして周囲はどっちらけ:AC:音楽でも…

R.Schumann 27:「勉強の休養には、詩人の本を熱心に読むことをすすめ

音楽で心得ておくべきこと 27 音楽の勉強の休養には、詩人の本を熱心に読むことをすすめる。野外にも出かけること(R.シューマン) ※コンピュータの勉強の休養には、推理小説やSFの本を熱心に読むことをすすめる? 数学ではないでしょう。 バッハ、音楽家…

R.Schumann 26:「仲間の内では自分よりも多くのことを知っている人を

音楽で心得ておくべきこと 26 仲間の内では、自分よりも多くのことを知っている人を選ぶように。 (R.シューマン) ※凡人6原則 (野村直之@メタデータ) http://mixi.jp/view_diary.pl?id=317495199&owner_id=83718凡人六原則 【No.750】小林幸子「おもい…

R.Schumann 25 :「優れた大家の作品・・毎日のパン・・立派な・・に

音楽で心得ておくべきこと 25 優れた大家、中でもJ.S. Bachのフーガを熱心に弾くと良い。平均律クラヴィーアを毎日のパンとしてほしい。そうすれば間違いなく立派な音楽家になれるだろう。(R.シューマン) 24で「総譜」、オリジナル作品と対話すべき、と…

R.Schumann 24: 「もっと大きくなったら、巨匠的な名人よりも総譜と

音楽で心得ておくべきこと 24 「もっと大きくなったら、巨匠的な名人よりも総譜と交際しなさい。」(R.シューマン) 我々大人は、物理的には大きくなる必要ない、、というか、縦方向には大きくなれません(笑)。10歳、20歳、年を重ねるまで待てるほど…

R.Schumann 23: 「自分の楽器を愛しなさい。だが、自分の楽器が唯一

音楽で心得ておくべきこと 23 「自分の楽器を愛しなさい。だが、自分の楽器が唯一無比のものと考えるのは愚かなことだ。他にも同じように美しい楽器があることを忘れてはならない。また、合唱やオーケストラの中で、最高の音楽を表現する歌手があることを…

R.Schumann 22: 「もし皆が第一バイオリンばかりを弾きたがったら・

音楽で心得ておくべきこと 22 「もし皆が第一バイオリンばかりを弾きたがったらオーケストラはまとまらない。したがって、どのポジションにいる演奏家も尊敬しなければならない。」 この文だけを見ると、職業に貴賎無し、楽器奏者を含むすべての仕事は等し…

R.Schumann 21:「人の集まったところで数多く弾くことは、益よりも害

音楽で心得ておくべきこと 21 「人の集まったところで数多く弾くことは、益よりも害になる。人々は注目している。だが、自分の気持ちの中で恥ずかしいと思っているような曲は、決して演奏すべきでない。しかし、他人と集まって、二重奏や三重奏をする機会…

R.Schumann 20: 「流行というものは、すべてまた時代遅れになるもの

流行というものは、すべてまた時代遅れになるものなのだ。そして、歳をとるまでそれを追い続けていると、誰からも認められない馬鹿者になってしまう。 「流行というものは、すべてまた時代遅れになるものなのだ。」 まったく仰せの通り。"流行" という概念の…

R.Schumann 19: 「重要なあらゆる大家のすべての重要な作品を覚えて

音楽で心得ておくべきこと 19 「重要なあらゆる大家のすべての重要な作品を次第次第に覚えていかなければならない。いわゆる偉大な巨匠演奏家の、よく引き起こす拍手喝采を、誤解してはならない。芸術家の拍手は、大衆の拍手よりも貴重なものであって欲し…

R.Schumann 18: 「勉強する曲を選ぶときは、先輩に相談すること。こ

音楽で心得ておくべきこと 18 「勉強する曲を選ぶときは、先輩に相談すること。これで時間を大いに節約できる。」 これは音楽以外にも幅広く通用しそうな、大変普遍性の高い助言ですね。 プログラミングにしても、「曲」をソースや設計図、仕様書、ユーザ…

R.Schumann 17: 「すぐれた作曲家の作品で、どこかを変えたり、省略

音楽で心得ておくべきこと 17 すぐれた作曲家の作品で、どこかを変えたり省略したり、あるいは流行の飾りをつけたりするのはいけないことだ、とわきまえておきなさい。こうしたことは芸術に加える最大の侮辱である。 だんだん、シューマンさんが作曲家の本…

R.Schumann 16: 「悪い作品を弾いてはならない。・・そうした作品に

音楽で心得ておくべきこと 16 悪い作品を弾いてはならない。やむをえない場合でなければそうした作品に耳を傾けるべきではない。達者とか、いわゆる華やかな演奏というものに、決して惹かれないように。作曲者が心にもっていた印象を曲で表すようにしなけ…

R.Schumann 15: 「悪い作品を普及させてはならない。反対に、全力を

音楽で心得ておくべきこと 15「悪い作品を普及させてはならない。反対に、全力をもって禁止することに協力しなければならない。」ちょっと聞くと、なんだか偏屈で、寛大さを欠く頑固爺みたいですが、いわゆる「悪貨が良貨を駆逐する」事態を真剣に憂えてい…

R.Schumann 14: 「みせかけの売り物・・ 技巧は、より高い、新しい

音楽で心得ておくべきこと 14「みせかけの売り物は、時代とともにみな変わってしまう。技巧は、より高い、新しい目標に使うときだけ価値がある。」 これも、いまでも通用するし、他の広範な分野でも「どきっ」とさせる位のメッセージ性を備えていますね。…

R.Schumann 13: 「・・菓子では子供は健康な大人に育たない。身体と

音楽で心得ておくべきこと 13「パン菓子や砂糖菓子などの甘いものでは、子供は健康な大人に育たない。身体と同じく、精神の糧も、質素で力強いものでなければならない。大家は、この精神の糧に十分気をつかっていた。皆も、これに気を配りなさい。」 精神…

R.Schumann 12: 「・・流行歌を演奏してはならない。時間は貴重だ。

音楽で心得ておくべきこと 12「大きくなったら流行歌を演奏してはならない。時間は貴重だ。現にある良い曲だけを全部知ろうと思っても百人分の長生きをしなければならない。」これは少し驚きです。なぜなら、当時現役の名作曲家で、自分自身、新作を作り続…

R.Schumann 11: 「喜びも気分の良さもなしに勉強するなら休んだ方が

音楽で心得ておくべきこと 11「一日の音楽の勉強をして、疲れたと思ったときには、それ以上の勉強は控えること。喜びも気分の良さもなしに勉強するなら休んだ方が良い。」これについては、「音楽」をあらゆる習い事、知識習得、職人修行等に置き換えても、…

R.Schumann 10: 「音楽を楽譜から理解できるようにまでなりなさい」

音楽で心得ておくべきこと 10 「音楽を楽譜から理解できるようにまでなりなさい。弾くときには、だれが聴いているのかと気を遣わないこと。いつも大家に聞かせているときのように弾くこと。誰かが初見の曲を出して弾きなさいといったら、まずそれを最後ま…

R.Schumann 09: 「・・楽器の助け無しで、楽譜をみて歌えるように」

音楽で心得ておくべきこと 09「たとえ大きな声でなくても、楽器の助け無しで、楽譜をみて歌えるように努力すること。それによって耳はますます鋭敏になる。しかし、もし響きの良い声をもっていたら、天から与えられたもっとも美しい贈り物と考えて、すぐに…

R.Schumann 08: 「いつも正しく調律された楽器を使うこと。」

音楽で心得ておくべきこと 08「いつも正しく調律された楽器を使うこと。扱っている曲は、ただ指で弾けるということだけでなく、ピアノがなくても、口でハミングできるようでなければならない。創造力をうんと強くして、曲の旋律ばかりでなく、それについて…

R.Schumann 07:「やさしい曲を立派に美しく弾くように努力すること。

音楽で心得ておくべきこと 07「やさしい曲を立派に美しく弾くように努力すること。これは、難しいものを平凡に演奏することよりもずっとい良いことだ」またも素晴らしい言葉です。 あらゆる芸事に通じると言っても良いでしょう。今年第75回の日本音楽コ…

R.Schumann 06:「つまらなさろうな弾き方を決してしないように。 」

音楽で心得ておくべきこと 06「つまらなさろうな弾き方を決してしないように。 いつも新しい気持ちで弾きなさい。曲を途中でやめないこと。のろのろするのと急ぐのとは、同じように大きな間違いである。」 前半の2文は、よくわかります。 22歳の時に、当…

R.Schumann 05:「理論・・などの基礎をおそれてはならない。こんなも

音楽で心得ておくべきこと 05理論、通奏低音、対位法などの音楽の基礎をおそれてはならない。こんなものは使っている内に馴れてしまう。 −−−−−−−−−−− 日本にもソフトウェア学院を、と、日本経団連が危機感にかられて提言したそうです。 http://www.asahi.c…