nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

R.Schumann 11: 「喜びも気分の良さもなしに勉強するなら休んだ方が

音楽で心得ておくべきこと 11

「一日の音楽の勉強をして、疲れたと思ったときには、それ以上の勉強は控えること。喜びも気分の良さもなしに勉強するなら休んだ方が良い。」

これについては、「音楽」をあらゆる習い事、知識習得、職人修行等に置き換えても、当てはまることでしょう。誰も反対しないかも、というくらい、もっとも至極なことを言っているように感じます。(微笑)

好きで好きで没頭しちゃう、というなら、時には寝食を忘れて熱中するのも良いでしょう。でも、疲れを自覚したら、それは身体からの警告信号だから、たとえ続けたくても休むこと。

学習や、感動を伴う創造行為であればなおさら、義務感ではなく、喜びや高揚感と共に学ぶべき。新しいプログラム言語の学習にとりかかる時なんかでも、「気分は最高!」と自己暗示にかけて、本当にそうなってから、自室で好みの香りや音楽に包まれて取りかかるのが良いでしょう。

もう少し体系的に、「好き」を基準にライフワークを創造すべし、と説いた本を多忙な多忙な12月中旬に読みました:

「ライフワーク」で豊かに生きる
http://www.amazon.co.jp/gp/product/product-description/4763184253/ref=dp_proddesc_0/250-5129562-7856248?ie=UTF8&n=465392&s=books


さて、とはいえ、時には周囲に巻き込まれて、やむをえず仕事で無理をすることもあるでしょう。しかし、それは中長期的には絶対良くない結果をもたらす。それも、本人自身だけでなく、組織としても病んでいく、ということを簡潔にまとめてくれた人がいます。友人の小野和俊さんです。

ブログでアクセスランキング堂々第1位の記事にこう書いています:

「徹夜をしてはいけない理由 」
http://blog.livedoor.jp/lalha/archives/50061915.html

3段階の症状の度合いを縦軸に、個人の身体的症状、精神的症状、そして、
組織の症状を横軸にあげているところがユニークで面白いです。

組織の症状I度:長時間働いている人に文句を言えない雰囲気


あ、うちの会社は大丈夫です。優秀で、明るく快活に、猛スピードで創造的な成果をあげ続けているメンバーが、一番遅く出社して、一番早く退社してくれたりするから。そして、皆それを快く思い、良いところを真似しよう、とがんばっているような感じです。

今後、このような良い雰囲気を幹部の属人性に頼るだけでなく、システマティックに維持・向上させる工夫も必要になってくることでしょう。Google社オフィスを真似ることもできるし、もっと独創的な、、そう、たとえば「和風」の美、リラックスを取り入れられないでしょうか。この観点で、弊社は最先端をいける素質が十分にあると思います。(野村直之)