nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

BS-9 終了間近

nomuran72007-09-16


 息子が生まれるしばらく前、1998年の前半に、当時で2年落ち位の
アナログ・ハイビジョン 32インチTVを買いました。EDTV-IIもフル
装備の「W満足横綱」というキャッチコピーのPanasonic製。

巨大ブラウン管に加え、音声回路、スピーカーなども重厚な作りで
合計80kg。Muse Decoder回路だけで19kg もありました。1度、無償修理
のサービスを呼んだところ、アナログのオシロスコープを3台もちこんで
実験室の様相を呈していました。

 1年後くらいに、WVHS規格アナログ・ハイビジョン・ビデオレコーダの
Victor W5 を激安新品で買い、1本3000円のテープ代に泣きながら
2,3ダース、貴重な映像を記録。その数年後に、1本200円のSVHSテープ
に記録できるDVHSに乗り換えましたが、これもマイナーになりました。
本体の記録・再生の安定性はアナログのWVHSの方が上で、今でも
しっかり機能します。もはや何年もMuseハイビジョンを録画はしてませんが、
いざ、コピーワンスのHivisionソースを複製しようとしたら、WVHSという
手段が一応あるのは心強いような気もしてました。

 さて、問題の画像です。TVが製造された95年12月にはもちろん98年前半
の段階でも、2007年なんて遙か先の未来、という認識でありました。
先日BS2で放映された Back to the Future3部作が舞台となった「現在」
は1985年。30年後の「未来」が2015年ということで、たった8年後です。
高校生の知らないバブル時代もはるか昔の歴史となっている現在、
アナログのハイビジョンなどは、歴史的遺物以外の何物でもありません。

 この画像は先程、デジカメでとったものです。
数ヶ月前から時々出ていたのは知っていましたが、どうやら常時表示
されている模様。あと半月もしないうちに、数10万円のコストが
かかった、アナログハイビジョン受信回路が無用の長物と化します。

 非常に場所をとる、昔は巨大画面と思った32吋のベーシックサイズ
のCRTをどうするか。多分処分しちゃうだろうなぁ。