お値打ちサーバ赤丸急上昇FUJITSU PRIMERGY TX100 S1 PentiumプロセッサーE5200/...
激安鯖(サーバ)といえば、HP Proliant ML110 Gシリーズか、NEC Express 5800/110G* シリーズが有名です。1万円台という世界一安い価格で新品が入手でき、高品質パーツが3年保証とか、1年間無料で出張部品交換サービスが受けられる、などが驚きを誘っていました。
これらは、CPU,メモリ、HDD、ビデオカード、OSなどがサーバ用でないデスクトップ用のものが工夫次第で流用でき、中にはオーバクロックまでやっちゃう人もいるなど、いじり倒せるのが魅力でマニアの支持を集めてきました。週刊アスキーに、「快適デスクトップへの改造方法」が特集されるくらいでした。
さて、今回、同様の価格で、より高スペック、小型のマシンを入手できました。
FUJITSU PRIMERGY TX100 S1 です。
Pentium Dual Core E5200 という、実質Core Duo 2.5GHz (FSBだけ800MHzと低め)が 最初から付いているので、他の2社のCeleronシングルコアの倍以上のパフォーマンスが期待できます。1GBのECC DDR2メモリが4スロットの1つを埋めていて、HDDは4台までok。DVD-ROMとGigaBit LAN, 8 portのUSB2.0など拡張性は十二分にあります。
到着したのは、本来Disklessのモデルに、SeagateのSATA 160GBを搭載したもの。
さあ、セットアップです:
最新のFedora 12 を入れてみました。
ここで1つトラブル発生。
最初、BIOS main画面(Phoenix BIOS)でHDD が表示されるのに、Boot Priorityには出て来ないのです。不可解至極。Fedora12はちゃんとインストールできるのに、DVDをはずしてrebootすると、OSがみつからない、と表示され、fedora が立ち上がらずに困りました。
小1時間後、BIOSの別画面で既定値となっていたRaidの設定をはずすとうまくいきました。この点だけ、出荷時に強調して注意書きしてくれていたら有り難かったです。
ともあれ、目論見通り、十分なパワーのサーバがさくっと1台増えて万歳でした。
じゃぁ、赤丸急上昇ってほどじゃないのでは? いーえ!凄いアドバンテージがありました。めちゃくちゃ静音なのです。
この背面をみると巨大なクーラーが見えます。そう、大きいことは良いことだ、ってなわけで、ファンがゆーっくり回っているのですね。かなりCPUに負荷をかけても余裕でゆっくり回っています。
HP, NEC(特にG4, Gd以前)とは比較にならないくらい、動作してないんじゃないかと思えるくらいの静けさです。素晴らしい。
風量が少ない、ということは、経年による埃の集積も少ないはず。コンパクトながらとても放熱設計や、パーツへのアクセスが良い作りになっていて、いざ埃をお掃除しようと思っても、容易なはず。
早く、HPのG6のような、Nahelem (Core i7)コアのXeon搭載バージョンが出てくることを期待します。 G6 モデル、20万切って出てますね。Goodです!
※Lang-8の松本一輝さんのブログにあるように、RoRサーバとして仮想8コアがほぼフルに働いて性能がscale upできるため。