nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

BIOS update -> 安価なCPU upgradeで効果抜群

Dual Coreの草分けで、発熱量のわりに性能の高くないPentium Dまで対応の機器が職場でも家でも多かったりします。
しかし、一部は、BIOSのアップデートで、最新のCore2Duoにいけることはわかってました。

2万位で買ったブック型ベアボーン Asus P5945Gを居間に置いて、今もこうしていじってます。これは、Win95時代に6万円で自作して以来、10数年のデータの蓄積を引き継いでいます。筐体は3代目、HDDは7代目くらいでしょうか、少しずつ大きなものに乗り換えて、古いアプリもできるだけ動くようにしています。

ネットで中古で約6000円で調達したPentium Dual Core 2.2 GHz 800MHz FSB, 1MB L2 cache x2 というやつですが、どうも非常にコストパフォーマンスが良い、という予感がしていました。

しかし、FDDもないマシンで、BIOS updateが必要。インテルBIOSじゃないので、いろいろ調べた結果、結局、FDDから、DOSリアルモードで立ち上げる以外の方法がないことがわかり、5分ほど探したら、、出てきました。起動可能なUSB FDDと、なんと10年前に使ったWin98の起動FDです。これがないと、自宅には、WinME以前の16ビットベースのWindowsが皆無(オフィスに保管)だったので、update不可でした。このFDがちゃんと動きました。

これで、3GHz超のCore2も搭載可能となり、上のPentium Dual Coreに換装。

おぉ! びゅんびゅん動きます。
直前が、3.06GHzの Pentium 4 (L2 = 1MB) だったのですが、体感2倍速です。
HDD Benchで計測したところ、やはり、1.7倍以上の値が整数演算で出ています。HDDやグラフィクス、メモリの速度数値も、つられて引きあがっています。

新品を買っても8000円台ですので、Pentium Dual Core は確かにお奨めです。

プライベートPCのCPU換装が成功したので、WebAPIを提供している公開サーバのCPUも高速化したくなってきました。ソフトウェアのアルゴリズム、実装アーキテクチャ変更とあわせれば、理論上は70倍速くらいになるはず。速過ぎて、大した処理をやっていないのではないか、と誤解されそう、という余計な心配が出てくるかもしれません。

ともあれ、実に懐かしい、FDD立ち上げでBIOS updateというのをいまどき強制され、寧ろ喜んでしまった、という自分に気付き、あぁハードウェア好きだなぁ、としみじみ思った次第です。


ps 

このCPUの昨日の新品価格はこんな感じです:
http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20080705/p_c_pee.html

L2 cacheがあまり効かない、数値計算(大きな数表など使わない)などでは、6000円位の2.0GHz Celeronで十分かもしれません。
http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20080705/p_c_cle.html

 
 

pps
 「いろんな環境での生DOS FDの作成方法」
http://homepage3.nifty.com/kobanasi/trouble.htm#2