nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

Let's Note CF-Y5のVistaをWindows 7にアップグレード・インストール (上書き)

 木曜日の午前、客先で(微妙に営業先ではありませんが)、いっぱいアプリや窓を立ち上げたままのメインのVistaノートPCでデモが絶不調でした(CF-Y5MW4AJS)。そもそも「スタート」ボタンを押してからメニューが出るのに40秒以上かかったり、、とかです。

 考えてみれば、よく2年半もだましだまし使ってきたものです。メモリは最初から上限の1.5GB。HDDだけは、60GBから160GB, 250GBとupgradeし、そのたびに結構、体感速度は向上しました。ReadyBoostの効きも僅か、ということで、延命のための本命は次の2つに絞られていました。

(1)SSD
(2)Windows7化 (or XP化、Fedora Linux化)
 
で、両方やっちゃいました。

木曜午後、帰り道に秋葉原に寄って、まずSSDの物色です。
 Akiba PC Hotline!でローエンド128GBをみたら、2万6千円くらいのが石丸本店にあるとのこと。しかし行ってみると3万くらいになっていました(多分機種が違ったのでしょう)。石丸では三和サプライの定価5980円のPCバッグを800円でゲットしてTsukumoIIへ。
 
 ローエンド128GBでも、IDEは性能限界低いのに少々お高くて、27800円。これでもいいか、と諦めかけて、「他にIDE (PATA)のはありませんか?」と聞いたところ、「あったはずです」と店員さんが棚を物色。
 
PhotoFastのPF25P256GSSDIDE(256GB)という製品です。
http://www.photofast.co.jp/gmon_ide_v1.html

容量 256GB
速度 最大読込90MB/s 最大書込70MB/s
インターフェイス 44ピンIDE Ultra DMA mode 6
モリタイプ  MLC(Multi Level Cell) 型
耐衝撃性能   1500G
質量 約80g
保証期間 1年保証

 気になるお値段は何と、34800円。11月に瞬間最大風速で2万円台が別機種であったみたいですが、IDE PATAの規格上の上限100MB/sに迫る性能でこの値段は安い!

 さっそくゲットして、その晩、外付けUSBケースに装着。以前から導入していたC:ドライブお引っ越し用のHD革命v2.5 for Vistaで複製したところ、朝、無事に成功していました。
 問題は、そこからです。仕事用のメインHDDであり、週7日、使用を止められないのが原則。速度面も、たしかにレジストリの問題はありますが、Vistaで肥大した環境をWindows 7は整理してくれるはず、と期待して、珍しい、アップグレードインストールを金曜日朝に始めました。

 結論からいえば、所要13時間で、Windows 7マシンになりました。C:ドライブの容量が20GB近くも削減されているのには感心です。
 しかし、最初は、とても重たくて真っ青。いくつか立ち上げているうちにキャッシュが効いてきたか、本来のきびきび感が出てきました。VistaよりXPに近いです。まだ不足なので、DefragglerでC:ドライブの80GBをデフラグかけたところ、ものの数分で終わってしまい、SSDの威力に舌を巻きました。(Windows 7 のパフォーマンスindexでHDD=5.9です)

 Panasonicが11月下旬に対応ドライバ出す予定、ということで、フライングだったのですが、ハードウェアや本体制御のドライバ類は概ね問題なく動いています。どころか、Vistaより高機能化され、安定性が向上しています。

 1つ困ったな、と思ったのが、IE8です。インストール済みのアクセラレータが、アクセラレータの管理では正常に設定されているのに、ブルーの矢印ボタンを押しても全く表示されない、という不具合が発生しました。
 これもいろいろ設定をいじって、再起動を1,2度やっているうちに直ってしまいました。

 古いハードやソフトが使えるか、という心配もありましたが、大丈夫です。唯一駄目だったSkype3.8はuninstallしました。
 感動したのが、ブラザー製の8〜9年前のMFC-9600Jという複合機です。
http://solutions.brother.co.jp/support/os/windows7/mfc_index.html
ということで、ネットにつながっていれば、Windows 7 サイトの標準の更新ドライバが自動でインストールされ、ばっちり使えるようになりました。

 また、MS Office 2003が、Vista時代はよく落ちていたのが安定しました。Windows 7アカウンタビリティが良くて、どうやら、旧OfficeがMSAgentにアクセスする際の不整合だったのが、7ではMSAgentを廃止したため、互換性維持のために下記をインストールせよ、とのこと。
Microsoft Agent All (Global) x86 latest MSAgentWin7

 おそらくこれのおかげで、Vista時代に毎日1,2回、Officeが落ちていた現象が今のところ無くなっています。

 体感はかなり、まぁまぁになりました。
Core Duo 1.83GHzの本来の性能でありましょう。
フルキーボードは素晴らしい感触だし、SXGA+ 1450x1050の大画面で1.47kg (SSDで削減)、バッテリーは正味3時間はもつ、という性能で、あと数年、秘書役をやってもらうことにしたいです。
 Core i7ノートが1.5kg前後になれば、次を考えることにしましょう。

 OSの立ち上げ、シャットダウン、再起動の速さと安定性は大変有り難いものがあります。旧HDDより、同じ256でも、8GBほど容量大きいのも気分良いし、、USBメモリより速い内蔵ドライブをReady boostにできないものか、と考えかけて、「なんだ、そんなら、仮想記憶用に割り当てるHDD領域を増やせばいいじゃん!」と思いついて実行。おそらくちゃんとインターリーブで加速してもらえるように、
C:ドライブ 1920MB 〜2560MB
D:ドライブ 1920MB 〜2560MB
というHDD上のスワップ領域を設定しました。

 Mac Book他にもときどき浮気しますが、当面、このマシンで頑張ろうと思います。