nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

インテルCPUはどんぐりの背比べの時代?

 世間では5連休というのに、毎日のように徹夜で働いています。
そんなときに、いわゆる趣味が息抜きになるのですが、私の場合、
おもいっきり仕事上の実益を兼ねた趣味があります。
コンピュータやカメラの「ハードウェア」です。
 
 前にも何度か書いてますが、NEC, HPのいずれも110シリーズ(Express5800 110Gd/eや、ML110 G4/5) という、1万円そこそこで新品フルセット(部品長期保証付き;OS無し)が調達できるので、いわゆるスケール・アウト (cf. 1台のマシン内部の高速・大容量化は「スケール・アップ」)で、Webサーバを増設するコストは極めて安くすみます。ここTokyoでは。(上海では、6万円位からだそうです)

※最近知りましたが、ヤフオクで良質の中古が、さらに半額の5000円台から入手可能です。

 BTO版の場合、CPUを少し良いのにするだけで何倍もの値段になったりしますが、ここへ来て、インテルのローエンドCPU攻勢が激しくなってきました。写真の最新CPU:

FSB周波数がやや低い800MHzという以外は、
・Core2アーキテクチャデュアルコア製品
・周波数2.4GHz
・L2キャッシュ合計2MB
ということで、初期のCore2、Pentium Dual Coreを凌駕してしまっています。
 
 しかも、FSBを1066に上げて、3GHz台で動かす裏技なんかもあり、最新Celeronのローエンドこそ、クロック・アップ(英語でup clocking or clock chipping)耐性が高かったりします。気になるお値段は、さきほど秋葉で購入したレシートによれば税込み新品パッケージ品(クーラー付き)で、4560円。冗談みたいな値段です。

 
 世の中には、シングルプロセス、シングルスレッドのプログラムも山のようにあります。Core i7/i5が、自らオーバークロック戦法でなんとかシングルスレッドのソフトも高速動作させるのに成功はしていますが、2倍も3倍も速いわけではありません。
 2倍の性能差が無いのに、値段は、20倍も差があったりします。(Core i7ハイエンド比)これが「どんぐりの背比べ」と書いた所以です。
 
トータルコスト1万円台をキープしながら、Core2 3GHz台の性能、ECC付き4GBメモリに、160GBのそこそこ速いHDD,PCI Expressx16のビデオカードをM/Bソケット改造でx8動作。あとは、USBサウンドでも付ければ、DeskTop PCとしても何ら遜色ありません。どころか、部品はずっと高品質のサーバ用なので、速い、安定してる。

 で、結論は、、結局良いソフトをさっさと作りましょう!ということですね。
はい、仕事に戻ります。。



10/3追記:
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20091003/p_c_pee.html#icpdc_e53
 こちらに、下記の値段がありました。

Pentium Dual-Core E5300 (2.6GHz,L2 2MB)  12 5,800 -
さらにc/pが高いです!

インテルさんは、中古CPU市場なんてツブれても良いから、自分達の、新しいめの自社プラットフォームに乗り換えて欲しい、ということなんでしょうね。あ、プラットフォームってのは、ほぼ、M/Bのことを指す、って言って良いでしょうね。
AMDとはソケットもチップセットも違ってきて、M/Bレベルで互換性が無いので、自社プラットフォームへの囲い込みのし甲斐がある、と。