nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

HDD乗り換えソフトはフリーウェアの勝ち

nomuran72008-12-27


 WindowsノートのCドライブ交換をされた方は、いろいろ思い当たるところがあろうかと思います。
これが最近のMacだと、ケーブルをつなぐだけでOSの標準機能で簡単にメインのHDDのお引っ越しができるし、昔からMacは、アプリケーションプログラムのファイルでも何でも【OS】でも、Drag&Dropでコピーしただけで新しいドライブで動いたので、そもそも問題を認識すらしていませんでした。

 近年は、HDD革命CopyDriveという市販ソフトを使ってやってました。これは、3年前に、ノートPCの内蔵ドライブが壊れて、動いた際にどうしようか考え、(1)Windows版の複製ソフトをインストールして使う(HDD革命など)、(2)CDブートで別OSでドライブを複製、(3)専用ハードウェアに2台の新旧ドライブをつないで複製、、の中で迷って(1)にして以来の習慣でした。

 それが、今回、Let's note CF-Y5の2度目のHDD引っ越し(1度目は60GB ->160GB:これが半年間ずっと不調)に際し、内蔵HDDに難解なエラーがでて、どうしてもHDD革命CopyDrive ver.2.5 for Vista では途中で止まってしまう、という問題に遭遇。
 しかし、(3)のタイプはもはや売られていないようなので、(2)のフリーウェアが無いか、探してみました。
 
 ありました。Disk Copy 2.3です:
http://www.easeus.com/disk-copy/download.htm
WindowsでもLinuxでも、混在でもいけるらしい、と。
 
 やってみました。「おー、速い!」と最初、1GB/min.で快調にUSB2.0接続の新HDD (WDの250GB PATA;Faith通販で7000円台で調達)にコピーが進みます。
 
 60GBほど進んだところで、止まりました。これは、HDD革命CopyDriveが途中でどうしてもコケていたことから想定の範囲内です。リトライを繰り返した後、セクタ単位で読み出しをあきらめて次ぎのセクタに進んでいます。2時間半で終わる勢いだったのを、一晩寝て待ちます。
 
 朝になりました。おー、300セクタ以上、エラーが出ています。速度は、250MB/min.にまで低下しています。夜まで待って、、1759箇所のエラー&スキップを確認。ここまでの平均速度は115MB/min.まで低下したものの、やや速度は回復。真ん中少し後を越えて、エラーは出なくなったようです。 
 最終的に、ほぼこの勢いで終了しました。ほぼ24時間かかりましたが、無事完了。
元のドライブも無事で、元通り(やたらOS動作が重たいものの)立ち上がるのを確認。C:ドライブを換装し、電源を入れたら何事もなかったかのように立ち上がります。しかも速い。窓の開閉など1桁速い感じ。HDbenchで調べたら、どうやら書き込みキャッシュが大きく、しっかり効いているようで、本当に20〜30倍のrandom write速度になっていました。Cドライブとして抜群の相性。Class 6のSDHCUSB2.0でつないだときより数10倍速く、これぞVistaの真骨頂、という操作性に改善しました。購入後一年半でやっとこのPC本来のパフォーマンスが出た感じです。(メモリ1.5GBが小さすぎたわけではなかったのですね)

 www.easeus.comのサイトから、パーティションサイズ変更ソフトを落として、2分割してあったうちのD:ドライブを20GBから、未利用領域を含めて110GBに拡張し、こうして快適に使っています。
 
 最近は、2.5インチHDDの殆どはSATAになってしまい、500GBモデルもありますが、PATA (IDE) はこれくらいしか良い選択肢がなかったので、今買っておいて良かったかな、と思います。というより、7000円で、毎日の仕事が格段に快速快適になるので、1ヶ月、1週間のスパンでモトががとれるといえます。しかも、昨日までの全データ、ソフトの状態がそのままバックアップできている、という安心と、portable 160GB HDDが使えるようになった(空き領域60GB)というおまけ付き。
 
 良い買い物でした。
http://kakaku.com/item/05366010558/


ps (1)のタイプですが、HDDが壊れかけた時点でインストールする、ということ自体が危険なので、やはりいまいちだった、ということができましょう。