nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

Open Meti(経産省)はforce.com上に構築されてるのですね!

https://metiideas.secure.force.com/
というURLから、新規登録画面へ移れます。
セールスフォースのIdea Exchangeを気に入って経産省が採用した、というところでしょうか。※久々に宇陀社長に会ってお話したくなりました。

そういえば、セールスフォースさんからも下記のメールが来ていました:

経済産業省が公開している意見収集サイト「電子経済産業省アイディアボックス」をご存知ですか?

「電子経済産業省アイディアボックス」は、平成21年10月14日から11月14日まで、1カ月間の期間限定で、電子政府の取り組みについて国民から意見を収集し、情報交換・意見交換を進めていく実験サイトです。

カテゴリーごとのテーマについて、次のことが行えます。
- 意見を投稿
- 投稿されている意見に投票
- 投稿されている意見についてコメント

このサイトで集めた意見は、今後の電子政府事業を検討する際の参考となります。

★期間限定! 是非、あなたのご意見をお寄せください。
  ↓↓↓
http://www.open-meti.go.jp/

経済産業省発表資料は、http://www.meti.go.jp/press/index.html をご覧ください。

◇◆◇お問い合わせ◇◆◇
株式会社セールスフォース・ドットコム
マーケティング本部 Marketing@jp.salesforce.com

 

ちょっと引用が長くなりますが、ToS利用規約もみてみましょう:

電子経済産業省アイディアボックス」利用規約

1.はじめに
本サイトは、経済産業省が、インターネットを通じた提案募集の実効性を検証する調査研究のために開設したものです。本調査研究の委託先は、株式会社野村総合研究所であり、同社が本サイトの電子経済産業省アイディアボックス事務局(以下、事務局)を行っています。また、本サイトは、株式会社セールスフォース・ドットコムのサービスを利用して構築されています。
本サイトで収集した情報は、経済産業省において今後の電子政府事業における検討の参考として活用します。また、本サイトで収集した情報は、経済産業省の判断により、特定個人を識別できない情報として加工した上で、任意の者に対し公開されることがあります。

 匿名化を効率よくやるには是非弊社エンジンで、、というのはおいといて、、なかなか迅速に、使い易いサイトを構築した点、本当に真剣にパブリック・オピニオンを集めたい、国民の声に耳を傾けたいのだな、という感じはします。
 
 意見募集期間が半分ちょっと経過した今朝の時点で、

現在の利用状況
アイディア総数: 246 投票総数:  3,818 コメント総数: 622
ユーザ登録数 : 756

これが多いか少ないかは評価しにくいところです。が、僅か2週間にしては、おそらく過去のヒアリングよりは多くの投票を集めた、といえることでしょう。セールスフォースさんのML登録者に偏っている可能性はあります。SaaS支持者寄り、ということになりましょうか。


【 カテゴリ別に表示 】

* 全カテゴリ
* 1.電子手続き
* 2.行政ホームページ
* 3.行政情報オープン化
* 4.Web2.0活用
* 5.ITベンチャー・技術の育成
* 6.その他電子政府改善
* 7.このサイトについて
* 8.つぶやき
 
4.Web2.0活用をみると、
 更新情報をリマインドして欲しいから、各省庁さんサイトでフィードを発行すべし、など、とてもシンプル、低予算で効果の大きそうなアイディアが出され、2桁の意見・コメントが付いています。人力検索の採用も同様です。

「予算執行の予実提示」
 これは、セールスフォースのダッシュボードのようなものを使ってリアルタイムの「見える化」すべし、というものですね。別にセールスフォースのアプリに限らず、各ERPや、富士通のCRMateなど、「見える化」を前面に打ち出したSaaSパッケージはいろいろあるので競争入札で早期導入も可能では、と思われます。フロントのITより、実際にコンテンツをリアルタイムで流せるかどうか、バックエンドのITの方が難しいかもしれません。しかし、これも「やりなさい」と民主党が指示すれば、あっさり出来ちゃうような気もします。

 
「情報発信にTwitterを活用してみては」
ポッドキャスト(ブログキャスト)の採用」
事業仕分け」議論の国民との共有手段としてのWeb2.0ツールの活用」

具体的には、
・議論の模様をストリーミングで生中継する(その後、YouTubeにアップの上、行政刷新会議HPにリンクを貼る)
・傍聴者(2名程度必要か?)が、会議会場でツイッターを使い、「つぶやきの生中継」をする。
などなど。<<
 
 
「統計データ、文書のAPI経由、データベースとしての公開」

 良いですね〜。
官公庁の最新統計が、WebAPI化されれば、企画業務、社内外でのプレゼンのオーバーヘッドが激減するかもしれません。本当に優れたアイディアをもった企画・リサーチ要員以外が淘汰されるのも、創造的アイディアで立国すべき我が国にとって良いことでしょう。


とりあえず、今日は以上です。
また、「5.ITベンチャー・技術の育成」のあたりから、面白そうな意見をひろってコメントしたいと思います。