nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

[gear] High Speed Exilim FC-100のHS夜景に驚嘆

まずはご覧ください。
夜中に車を運転していて(をいをい>自分)左手でハンドルを握り、右手でFC-100を片手持ちして、信号待ちの際に左脇をフロントガラス越しに撮影したものです。



 
HS夜景については、Casioのサイトや、インプレ記事、ブログなどをご参考ください。
1回のシャッターで、ブレている画像数枚から10数枚撮影し、直後数秒間の間に、それらの中で光点などから自動で位置のすりあわせを行い、ブレを相殺して、なるべく安定した静止画を1枚合成し、それだけを保存してくれる機能です。
 
明るさF4位のレンズで中望遠までズームアップし、シャッター速度は1/3秒。
恐るべき、安定画像です。
ブレ解消を純粋に(知的)ソフトウェアで行う新方式。
被写体中の特徴的なオブジェクトを探してすりあわせる、というところに画像認識が使われているのを「知的」と形容しました。
単純に手ブレの方向を1つ決めてシフトで補正するのとは訳が違います。
 
噂には聞いていましたが、上の写真を自分で撮ってみて、改めて驚嘆しました。
 
次の2枚は、同じことをやって、フレーム中に動くオブジェクト(車)があったときに、カクカクした幽霊が写っている様子です:


 
HS夜景モードでしか得られない不思議な画像です。
 
最後は、肉眼では真っ暗でほとんど何があるかわからない、シャッター速度が数秒となった画像。
手持ちながら、さすがに両手でしっかり握ってHS夜景モードで撮りました:

この他、電車の車庫の車両群とか、肉眼よりずっと鮮明に、夜中に撮ることができました。

以上はどれも、従来の撮影機ではまともに撮り得ない条件ばかりです。
ハイスピード動画もそうですが、人間の視覚を超え、人間の能力を拡大する機械を手に入れられ、感慨に浸ることができた次第です。