nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

High Speed Exilim FC-100を入手

nomuran72009-03-31

Casio は、QV-10でデジカメを発明した偉大な会社です。
3,4年前、あのドイツで、何人かの大学教授に「高級カメラのブランドは?」
と聞いたら、「ライカとカシオ」との返事が帰ってきて驚いた記憶も褪せてきた今日この頃、
1年ちょっと前に、毎秒60コマの静止画連写や、毎秒1000コマ超の動画が撮れる
超高速度カメラを出してきました。
 
デジカメは価格暴落がぎりぎり回避されていた市場(少なくとも昨年までは)。
ということは、マイケル・ポーターの理論通り、大手の間で、熾烈な高機能化
競争が続いていることを意味します。
 
高画素化と多機能化。
多機能という意味では、顔認識などはあっという間にコモディティ化し、差別化要因にならなくなってしまったくらいです。
他社が全く目をつけていないターゲットを狙った中で、Casioが、マニア向け特殊機能と思われる
High Speed Exilimシリーズを立ち上げたのは勇断だったと思います。
 
デジタル一眼レフの方は、似た性能、機能の機種の低価格化競争に陥っているように見えます。
※特に、家庭用の初代デジタル一眼レフといえるEOS D30を購入した者にはその感が強いです。
 30Dではありません。300万画素でボディもチープな作りながら35万円で20世紀末に
 デビューした偉大な製品です。これで2歳〜3歳の頃の息子の写真を10万ショットくらいとりました。
 
そこへ、どんな一眼レフも追いつかない高速連写、高速動画機能をひっさげて、
デジタル一眼レフ中級機の価格帯で、EX-F1がデビュー。半年後に、FH20で
だいぶ小型化し、5万円くらいになって買おうかとも思いました。しかし、Casio首脳陣
から漏れ聞こえた言葉により、どうやらコンパクト化しそうだ、と。
 
2009年1月に米国のカメラショーでとうとうFC-100と、カード型の2機種が発表。
FH20と大差ない価格でしたが、この性能を気軽に持ち運べていつでもどこでも撮影できるのは大変な魅力でした。
 
価格.comに書き込みした通り、3月末のスポット価格下落で、25500円(5年保証付き、送料無料、クレジットカード利用(1.5%のANAマイルも貯まる))になったので、購入しました。

nomuran:
最近価格が上昇していますね。
皆様、スポット安の時期にうまくゲットできましたでしょうか?

当方、数日持ち歩いて、超満足です。まだまだ使いこなしの開拓が必要ですが。。
小型で高級感という点ではRicoh R10, CX1に一歩譲るかもしれませんが、「4万円」と言われても納得できるほど高品質感がある上に、動画の美しいこと、ハイスピードの面白いこと(210fpsは十分美しい)。HS夜景や、HS手ぶれ補正まで付いて仕事の取材にも強力な武器だし、ビデオカメラ兼ねているし(ただ動画のデータサイズが大きいのが唯一玉にきず)、申し分ありません。

10年に1度くらいの最高の満足度の買い物となりました。

2009/04/03 10:13 [9342196]

FC-100については、また時々書くと思います。