nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

バリ徹さんの教本は非常にわかりやすい

nomuran72008-05-17

良い音の日本人トロンボーン奏者として、中川英二郎さんの名前は10数年前のPipers誌で知ったのですが、いま、朝の連ドラ「瞳」で誰でもソロを聴くことができます。
では、「優美な美しい音の素」という意味のユーフォニアムという楽器は如何でしょう。
最近の名手がどんな方なのか無知なのですが、20〜30年前、東京バリ•チューバ合奏団(sp?)を率いて素晴らしいソロや合奏を聴かせてくれた三浦徹さんの名前は忘れることはできません。

うまくなろう!ユーフォニアム (Band Journal Book)

うまくなろう!ユーフォニアム (Band Journal Book)

このバンドジャーナルブック「うまくなろう」シリーズは吹奏楽の全楽器がそろってますが、著者によってわかりやすさや想定レベルに差があります。
N響首席の樋口哲生さんのホルンはしばらく前に買って、ホルンへの愛情のほとばしりに感動しました。

最近近くの古書店で9.ユーフォニアムをみつけたのですが、実に素晴らしい! すべての金管にとって役立ちます。

とりあえず1つだけ、わかりやすい説明を引用します:

Step 6 音域を広げよう
…目にみえない空気の流れを確かめる方法として、低温域は、ウォーム•エア:ゆったりとした息の流れは暖かい。
また高音域はコールド•エア:スピードのある速い息の流れは、冷たく涼しい息の流れ。

そうなのです。息の量は音量の大小で、息のスピードが高低をコントロールする1つの要素になります。

実際に手の平に向かって、ゆったりと遅い息を吹き付けてみてください。体温が感じられ、暖かいはず。(真夏じゃない限り)
息を細くハイスピードで出せば冷たい感じがするでしょう。

来週の朝練では、さっそく、これを子供達にやらせてみて、高低のコントロールのための息のスピードの違いを体感してもらおうと思います。