nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

任天堂DSソフトでチューナ、メトロノーム、レッスン

メトロノーム

昨日の文学全集で勢いがついたから、というわけではありませんが、yahooオクで処分してたitemのチェックをしていたら、偶然、レッツブラス 3300円というのが目に入りました。で、送料+手数料考えたら案の定、Amazonの方が安かったし詳しい説明がありました。

レッツ! ブラス!!

レッツ! ブラス!!

リンク先のサマリにあるように、「吹奏楽の楽器練習に必要な、「メトロノーム」「チューナー」「レッスン」「音楽辞典」を凝縮したNintendoDS用ソフト」。

ソフトのサイズは小さくて、持ってきたかわからないほどなのに、
電子メトロノーム、チューナ、の2つを兼ねてくれるというだけで、2000数百円の価値はあります。いや、かさばらないのでそれ以上かな。

残りの2つはおまけ的に考えてみました。

買ってしまいました。

Amazonプライムを1か月だけ無料お試しの期間中だったこともあり、1500円未満の在庫ありの書籍1冊(梅田さんの「ウェブ時代5の定理」)とともに土曜深夜に発注。20時間の日曜夜に届きました。

動かしてみてまず感じた美点は、「音が大きい」ことです。これは、DSギターというソフトが、アンプとスピーカをつながないと実用にならなかった経験をもつものにとっては大きなポイント。

メトロノームの画面に誤字がある(Adegio -> Adagio) のはご愛嬌。チューナもメトロノームも実用になります。
※愛嬌といえば、、制服姿の男女高校生がアドバイザのavatarとして出てくるのはちょっと勘弁、、でした。まぁ、セーラー服じゃないのでなんとか我慢できますが。。

コンテンツですが、クラシックの楽曲の1部というのにも期待していたのですが、全管楽器、全く同じ7曲だったのでこれはちょっと貧弱でがっかり。「きらきら星」「野ばら」「大きな古時計」「ロンドン橋」「序曲1812年」「新世界2楽章」「ボレロ」です。まぁ、選曲はすばらしい、といっておきましょう。

多種の楽器を選ぶと、それら用の譜面が出てくるのはいいのですが、デモ演奏はまったく同じ高音楽器の電子音なのはどうかな。。まぁ、チューバと同じ音域で出されてもこの小さなスピーカーでは聞こえない、ということかもしれませんが。

音楽辞典もいまいちかな。楽典の付録10数頁分程度の情報量しかないと思われます。基礎の確認(というかイタリア語の形容詞、フレーズの勉強)になることはありますが。

例: la meta : 半分の人数で →これは知らんかった。。



「レッスン」は充実しています。初級から上級まで15グレード、各10種類の練習曲があるので、「朝練」シリーズよりも譜面は多いくらいでしょう。

で、テンポを自在に変えて、譜面をカラオケ風に表示して一緒に音合わせできるし、メトロノームの音だけを出させることもできます。
そして、まだやってないのですが、演奏をマイクで認識して、「採点」してくれる、というのです。

上級の譜面には、ちょっとどうかな、、というのもあります。
明らかに木管楽器向きで、金管には無理ありまくり、というのもまざっているのが、手放しでは薦められない点。

そのあたり、譜面を見分けて、使い分けられるコーチがついて使うには最高の素材かもしれません。


最後に、小学校の金管トレーナーとして困った点をいうと、、やはり児童たちの手前、任天堂DS本体を学校に持ち込むのはまずい、という点でしょうか。

なぜバイオリンがないのだ!と憤った息子に対しては、「フルートの譜面で代用してくれ(G線の下の方の音域は練習できないけど)」、
「あとトランペットで使ってね」と言いました。