nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

Tag タグって何?

XML屋さんにとっては、要素を構成する基本的なシンタックスであり、
開始タグ(例: )、
終了タグ(例: )、
単独タグ(開始タグと終了タグを兼ねる; 例:

の3種があります、以上、となります。


最近のマッシュアップのコミュニティでは、
「タグ・クラウド」に使われるときのキーワード、
くらいの意味で、【日本では】使われている感じです。

ちなみに、クラウドは、crowdでなく、cloud=雲であります。


で、様子が少しおかしいのに昨日気がつきました。

気づき(1)Tagは、単語の体を成していない1語
  間に空白挟めないので、無理矢理つないでいるから、辞書の見出しにない文字列もよく見ます。

気づき(2)原則CGMということらしい
  だから、mapppingとかの綴り誤りが英語圏でもごろごろと:
http://www.programmableweb.com/search

どうも、ちゃんとした言語処理(欧州語の形態素解析)をはしょって、ハックするために
全部の活用形や格変化ごとにばらばらに登録されちゃうのを黙認している、という感じ。

単語とは呼べない代物だからタグ。
キー【ワード】とは言い難い、と。

短時間のハッキングでこの種のビューをさくっと作った人が、きっと、
謙遜の意味をこめて、tagと矮小化して呼んだのではないでしょうか。


なのに、日本のいろんなサイトで、同じものを呼ぶのに、ある頁では、
タグと呼び、それを丁寧に登録させる頁ではキーワード、と呼んだりしています。


そのあたりは笑って済ませるとしても、そもそも仮名漢字変換のおかげで、
ちゃんと単語になっているし、複合語になってるし、殆ど名詞に統一されている
日本語のキーワードを「タグ」と呼ぶのはやっぱりおかしいのではないか、
という気がして仕方ありません。