nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

My Horn part3/3

from mixi: 

とっても「軽〜い」Bbシングルホルンです。
楽器本体も軽いし、音も軽い。倍音成分が少ない感じ。

聴いて確認いただけるのは、ずばり、旧東独随一のオケ、
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団首席のペーター・ダムの音です。

Walter Moenig Bb Single "Peter Dam" model

昔、上野の東京文化会館小ホールで彼のリサイタルを聴きました。
一見公務員か銀行員のおじさん、という雰囲気でしたが、シューマンのロマンティックなピアノ小品のメロディをホルンで吹き(クロマティックで全然ホルン的でない)、ずーっとビブラートかけていました。

※懐かしい。

社会人になってほどなく、室内楽用に購入。しかし、弦楽との合奏や、木管アンサンブルの機会が少なく、金管アンサンブルに使っていました。軽い楽器なのに、意外にも、小音量から超大音量までのダイナミックレンジがでかかったので、金管合奏に向いていたのです。

疲労が少ないので、3時間吹きっぱなしの室内楽とかに好適。

銀メッキなのでこまめに鹿皮などでカラ拭きすべきなのですが、7,8年さぼったままの状態です。

主力楽器以上に吹く頻度が少ないで売却しようかな、と思ったこともあります。
でも、吹奏が楽で、たぶん75歳過ぎて体力衰えても吹ける位軽いので、老後の楽しみにとっておこうかな、などと思っています。