nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

SBI HotGrindsさんのセマンティックサービス研究ブログ

nomuran72009-04-29

 私がCnetブログ「セマンティックウェイブ」を始めた直後くらいから立ち上がっていた標記のページに最近気がつきました。
※遅くなりまして、失礼しました。

セマンティックサービス研究ブログ

 当方、2001年頃から、XMLコンソーシアムW3Cを拠点にセマンティックウェブ研究をしていて、表計算オントロジーとか、シンプルなメタデータ活用など、実用化、普及に近いことを唱えてまいりました。いろいろやってみて、やはりネックはメタデータ自動生成であり、意味属性の自動認識の自然言語処理技術がもっとも対費用効果が高いので、高速・高精度の5W1H認識エンジンを開発。控えめに公開したのが、Sun x リクルートマッシュアップアワード4thの始まった、2008年6月3日でした。

 マッシュアップのコミュニティとは非常に相性の良い形でスタートし、注目されるマッシュアップ事例も7種類登場。弊社自身は、「日本語のWebAPI化!」と唱えたり、個人情報フィルタを様々なシステムに組み込んだり、「スケジュール登録10秒で完了!」というカレンダー連携で実用性をさらに追求したり、API-matchの社内向け版カタログサービスを納品したり、と推移してまいりました。
  
 徐々にですが、かつて頻繁にお付き合いしていた、セマンティックWeb委員会さんやJAGATさんはじめ、コミュニティの重なりも増えていき、いまは、社内SNSやエンジニアSNSマーケティングSNSの普及を担うコミュニティとのお付き合いが急拡大しています。
 
セマンティックサービス研究のSBI HotGrindsさんも間違いなく、今後急成長するセマンティック応用ビジネスで市場を開拓する「同志」と認識します。お互い、高効率でホットなお付き合いができるよう、ソーシャル&セマンティックエンジン付きのサービスを媒介するなどして、うまくお付き合いしてまいれたら、と思います。


ps 標記「セマンティックサービス研究ブログ」ですが、「綺麗は名詞?」など、なかなかマニアックでとんがった、素晴らしいもののように見えます。弊社には、日本語担当のレキシコグラファ兼言語学者が3人(兼務含む)、うち2名は英語も日本語とほぼ同等に使える(英語で考えてプレゼン、議論がnative speedで出来る)、外部スタッフには中国語nativeで日本語も同等に達者なメンバーもいるので、丁々発止の議論をする機会がもてたら、さぞかしおもしろいのでは、と思います。