nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

私の身長は約1スムートです

1993年から94年にかけてMITにオフィスをもらっていた者にとって大変懐かしい、心のなごむ記事を読みました:

MIT独自の単位「スムート」生誕50周年

ハーバード大とMITのあるケンブリッジ市とボストン市の間にはチャールズ川という、かなり川幅の広い川が横たわっています。7月4日の建国記念日には派手に花火が打ち上げられ、洲の野外音楽堂でオーケストラが演奏され、沢山のボートでにぎわいます。

チャールズ川北岸にぴったり細長くはりついているMIT の学生も、いろいろやらかします。

フラタニティ(学生クラブ)で1958年当時一番身長が低かったのが、Mr. Smootで、約1.7018m。
さすがアメリカ人の平均身長は昔から大きかった、というのが日本人の率直な感想でしょうか。
野村を知っている人は、標題の言明が正しいことを確認いただけると思います。

>毎年警察は橋の上の「Smoot印」を落書きした犯人捜しを行っていたそうだが、「今日の記念式典で学生との対決は『停戦』になるだろう」とのこと。

というので思い出した、滞在当時最高のいたずらがこれ:
http://hacks.mit.edu/Hacks/by_year/1994/cp_car/

あの大ドームの上に車をのせてしまったということで、数あるMIT Hackの中でも、歴史に残る、度肝をぬくいたずらでした。

上の記事にはありませんが、警察の反応が実に粋で、最高でした。
下手うま調の手書きで、ドームの上に車がのっている絵を描き、その車に矢印を付けて曰く、
We've exhausted all possible parking space on the campus, so do not bring your cars on the commencement day, please.

そう、卒業式の直前に、主に父兄にあてた紙のチラシで、「もう考えられるあらゆる場所を駐車場としてみたけれどどうして足りない。だから悪いけど、卒業式には、相乗りとか公共交通できてね」というメッセージでした。同じpoliceといっても、MIT Policeです(パトカーにもそうペイント)。同じ規制をかける告知メッセージといっても、ウィットに富んだ対応はさすがでした。

卒業式は卒業式で、ゴア副大統領がきたときに、彼の発するBuzz wordのビンゴを祝辞の講演を聞きながら卒業生全員がやってて「bingo!」と次々叫んだとか、痛快な逸話が沢山あります。また何かの機会に書いてみたいと思います。