nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

Googleとは別の道? Ceatecで「情報大航海」を検証

nomuran72008-09-22

 先日、MSがセマンティック検索に注力しはじめた件、書きました。今朝、歌田明弘さんが、前回の「グーグルが興味を示さないセマンティック検索」に続き、「国をあげてグーグルに対抗しようとしているヨーロッパ」を掲載されました。

 この中で、フランスを中心に、ドイツ、そして、実はエンタープライズサーチ世界一のファーストを擁するノルウェーの動きを紹介した後、「情報大航海」プロジェクトに触れています。

このプロジェクトは、グーグルに対抗する「日の丸」検索をめざしているなどと言われたが、立ち上げた経済産業省の官僚は、そうではないと力説していた。マルチメディア検索やリアルタイムの検索に重点をおき、ウェブ検索だけでなく、医療情報や製造業の部品や設計支援ための画像検索、証券取引や企業内の情報処理の異常検知、ICタグ情報の検索など、日本がもともと強い部分に力を入れると言っていた。

 確かに現実を見据え、独自の切り口を考え出そうとしているように見えます。その一端に触れ、検証に参加し、議論できる場を積極的に提供しようとしているようで、来るCeatecでのご案内をいただきました。

10月3日(金曜日)
TR-13A 11:00〜13:30 国際会議場(幕張メッセ) 2F 201会議室 A
[http://www.ceatec.com/2008/ja/conference/track/detail.html?lectue_id=30501:title=
(仮)マッシュアップ時代の知財・制度とは?
情報大航海プロジェクトを通じて明らかになりつつあること]

http://www.ceatec.com/2008/ja/conference/track/detail.html?lectue_id=30501

実は、この中身について、インサイダー情報を頂戴しています。
上記の集まりを盛り上げるのに貢献できる、ということで、以下にご紹介いたします。

・10月1日 14:00〜15:00
 東京大学 喜連川優 教授
情報大航海時代における デジタルによる価値共創」 事前登録必要


・10月3日(金) 11:00〜13:30  プログラム(案) 事前登録必要
 講演:『マッシュアップ時代の知財・制度とは?〜情報大航海プロジェクトを通じて明らかになりつつあること〜』(ジャーナリスト 佐々木俊尚 30分)
分野講演
(1)『技術主導型ビジネスモデルの創出に向けた知財制度とは?』
(Field-R法律事務所 鎌田真理雄 20分)
(2)『複数のサービスやデータベース間の秘匿情報の利用に向けて』
東京工業大学助教 佐久間 淳 20分)
パネルディスカッション
情報大航海プロジェクトで見えたコラボレーション/マッシュアップの形
 〜複数主体の連携に向けた基盤〜』
    モデレーター 牧野二郎(弁護士)
     パネラー   未定

・コラボレーションコーナー
 期間中毎日11:00〜16:30 講演スケジュール調整中
 詳しくは来場時に。15分は座って聴いて下さい、とのこと。

・オンライン実験 (9/30-10/3)
「UGRCのインフルエンス拡大過程の分析」
  情報大航海プロジェクトHPよりアクセス
  会場でも実験。


CEATECの招待状は随所で入手可能ですし、オンラインでもこちらから登録できます:
https://service.ceatecjapan.net/ja/

次世代検索、Web3.0? にご関心の向きは、ぜひオンライン、オフラインで参加されてみてください。