nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

[popularity] 人が集まるのに儲からないサイトの作り方

mogyaさんの日記(本ブログからリンクあり)にあった、儲からないサイトの話です。

そんなのいっくらでもあるやろ!(笑)という当たり前のことではなく、
人がいっぱい集まるのに、そのわりには儲からないサイト、ということですね。

一つ目はSNSだ。
二つ目はアップローダー。

う、2年前に知人が始めた、Word,Excel, PDF, PPTなどの共有サイトなんて、
両方の性質を備えているから、大ヒットしても儲からないってことか。

人にひけらかせる、ウケ狙いのコンテンツ(動画とかイラストとか)でないから
大部分のコンテンツは非公開だし、直リンクで利用されて、広告もクリックされない、と。

 
個人的意見としては、SNSはあたりまえのインフラとして、使いやすさ向上のコモディティ部品にはなるでしょう、と思います。

三つ目は動画配信サイト。

五大陸動画配信のFooのように、サマリーのアニメサムネイルなどの新アイディアがあり、低コスト化の工夫もふんだんにやっていれば、今旬で、のしあがる方法は十分あると思います。
メタ検索自体も悪い訳ではない。Digital Millenium法のある米国にサーバを置けば法律問題も、市場変化のスピードに伍したペースで、猶予をもらいながら処理できるし。

人が集まる、、の基準で:
>自分が「こんなサイトがあったら自分がアクセスするのにな」と思えば、大抵そのサイトに人は集まるものである。

これはシンプルで、基本、原点にたちかえっていて大変結構に聞こえます。
続けられる、という意味で、自分の好きなテーマではあるべきだが、それだけでは駄目、と。
あくまで、自身がエンドユーザとして惹かれる、という似て非なる要件を常に忘れないようにするのは、開発者として優秀であればあるほど大変なことなのかもしれません。
 
なお、この頁には、「何よりも生計を立てる目的であればきちんと法人を立てて利益追求の活動した方がいい。」という現実を見据えた言明もある点、好感がもてます。
その反面、BtoCの大ヒットサイトは、最初は個人の趣味サイトから始める方が良い、というのも真実かもしれません。両面のバランスがとれているし、言行一致しているのが、15Pubさんのように見えます。