nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

なでしこ科学者@上野かはく:科学博物館

nomuran72008-04-28

江戸時代の息吹きの残るころ、ほとんど男装し、男のクチの聞き方をして、帝大や医学校で最初に学んだ女性達。最初の理学士、日本女性最初の博士の生き様。

自らの体験にもとづき、女医がいないことで辛い思いをする女性をこの世から無くそうと、30歳にして医師となり、さまざまな医療用具を発明、開発したり女子医学校を創設して苦労して女子医大にまで昇格させるなどして生涯を臨床にささげた荻野吟子、吉岡弥生(やの字違う)、香川綾(栄養大創設)らの先駆者達。

はじめて知る等身大の姿に感動しました。
身が引き締まる思いがしました。


特別展示「なでしこたちの挑戦」は、5月6日までです。最終日まで、午後6時まで(5月2日は午後8時まで)開いています。性別をとわず、一見されることを是非お奨めいたします。

6月22日までのダーウィン展も、素晴らしかったです。ライバルとの美しい友情含め、大変感動的で、最近のあやしげな「インテリジェント・デザイン説」(神の手をSF的に言い換えたようなインテリジェント・デザイン説と比べれば今西錦司先生の「生き物は『こうなりたい』と思ったからそう進化した」の方がまだ説得力感じます)になびきかけた人でも、勇気をもって科学する執念を取り戻せるのでは、などと感じました。

どちらもおススメです!