子供達、駄洒落で基礎練習を楽しむ、の巻
今朝、小学校の金管クラブの朝練で、アルトホルンを始めた子供達に、教えていたときのことです。
他の金管、トランペット、ユーフォニウム、トロンボーン、チューバは全部Bb管、すなわち楽器の調整が変ロ調なのですが、アルトホルンだけはフラットが1つ多い、Eb管、変ホ調の楽器。
なので、同じBb、変ロの実音で全員で音を出してもらいたいときに、思わず、
「ソの音」出せますか? と私が訊いたら、
A子ちゃん「え? その音ってどの音?」
B子ちゃん「違うよ、ドの音じゃなくて、ソの音だよ。」
A子ちゃん「違うの! その『ソの音』じゃなくて、『その音』はどの音?って訊いたの!」
B子ちゃん「だから、ドの音じゃないって言ってるでしょ。ソの音だよ。それに、ソの音がドの音のわけないでしょ!?」
全員:「わけ、わっかんねー!」
ということで、「これは凄い手の込んだ駄洒落ができた!ぎゃははっ」
と笑って楽しく練習を続けたのでありました。
どうもイタリア語の音階名を輸入して日本語は大変ややこしいことになっちゃうことがあるので、ハニホヘトイロハ、と日本語使うか、ドイツ語か英語の音名を現場では使うようになったのかな、と推理することもできました。
ps
どの移調楽器の音をさしているか、という議論になると(小学校ではまだ無理ですが)、
「そのドの音じゃなくて」
「どのソの音のこと?(トランペットの?アルトホルンの?」
などなど、またややこしい会話が成立します。』(2008/04/23 12:14)