nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

JALPAKにも驚きましたが京大が提携で、

Youtubeに入って、海外旅行の地名を日本語(カタカナ、漢字)で入れるか、ずばりJALPAKと入れるとJALPAK製のパック旅行プロモーション動画がヒットします。

このように、公式と非公式、B2BとB2C の垣根が崩れてきた感じを2008年初頭からもちはじめました。

そこへ、京大がYoutubeと提携して授業を公開、というニュースが入ってきました。
http://www.asahi.com/life/update/0408/OSK200804080075.html

提携によるメリットは、10分の制限が取り払われ、長時間の講義も公開可能となることのようです。
「臓器移植の様子や地震の揺れのシミュレーション映像も公開」と聞くと、ハイビジョン画質の提供なども特別に出てこないかという期待をユーザとしてはもちます。「NTTドコモの携帯電話」への対応も、特別な対応でしょうか。

ブランドイメージなどで、双方のメリット相殺。金銭の流れは無し、と想像します。(違っていたらご指摘ください)

MITの、OCW (Open Course Ware) は、かけたコストのわりには今ひとつ、という評価が何人かの識者からなされています(京大もOCWに参加)。こちらは教材メタデータの規格統一という側面で、地道な提携なわけですし、レイヤーの違う活動で比較しようがない、ともいえます。

ともあれ、公式と非公式、B2BとB2C の垣根が崩れて、ビジネスモデルがどこへ向かうか。

例えばインフォテリアさんは、そのような予感のもと、新たなチャンスを掴むために間口を思い切りひろげておられる点、さすが、と思います。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/04/02/19049.html

考えてみれば、表計算なんかも、個人向けとも企業向けとも明らかでない領域から入って成功したようなところがあったかもしれない。いまだにエンタープライズシステムに密結合しきれていないにもかかわらず、必須的に使われていたのが、オンライン版で初めて本格的に疎結合による統合が完成するのかもしれません。