nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

 非日常から擬似日常へ

旅行の3要素は、食事、移動、宿泊です。
あれこれ計画して苦労をし、高いお金を払って得られるのは、非日常の体験だ、と言われてきました。

ところが、今日、ふと目にした本に、最近は、それが高度化した結果、旅のベテランには非日常の演出なんか求められていない、とありました。
代わりに求められているのが、「擬似日常」。現地の人々に混じって、彼らの日常に入り(すくなくともそんな気になり)、このうえないワクワク感(スリルをもっと穏やかにまったりと変質させたものでしょうか)や、通り一遍でない、強烈な異国体験、心の内面に深くつきささる感動を得る、というニュアンスを感じます。

このようなニーズを的確に捉え、従来とまったく違った情報武装により、短時間で鮮やかに個別ニーズに応える。これができれば最強のサービス業として歴史に名を刻めるのでは、などと夢想しました。