同名いろいろ
息子の小学校の同級生と一学年下に、読みも漢字も同じSYくんという同姓同名がいます。先日、驚いたことに、彼らのお母さんもSK子さんと、読みも漢字も同姓同名だったことがわかりました。あと1ヶ月、どちらかの誕生日が違っていたら同じクラスだったそうで、大変面倒なことになるところでした。
もうすぐ終わるNHK朝の連ドラ「ちりとてちん」も、漢字が違うけど、「わだきよみ」という同姓同名のクラスメートが長年の葛藤を乗り越えて腹を割ってはなせる仲になる、という副主題が妙味をきかせていましたね。
地名にも同名があります。
カタカナでも漢字でも、国内外の都市と施設にまたがるケースがあります。
地名や施設名、スポット名などでGoogleMapsをひくとさりげなく適切な回答が出てきますが、これが結構大変なことをやっている、というお話です。
http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&ie=UTF-8&tab=wl
カタカナ語といっても日本国内にたくさん、それらしい名前の施設があります。「ハワイ」という名のついた温泉の施設とか、
「ロンドン」と入れて、日本にたくさんある某遊興施設が出てこないように、裏側でいろいろやっているようです。
日本地図が表示された状態で、ハワイ と入れると、ハワイの島々へ飛びます。そしてその状態で
常磐:ハワイ と入れても、何も出てきません。「このエリアで常磐:ハワイに一致する情報は見つかりませんでした。」というメッセージが出ます。
これが、日本地図が表示された状態では、
日本のハワイ「常磐ハワイアンセンター」 およびその関連施設が何10と出てきます。
いまいちマイナーな海外の地名は、日本国内の施設の説明文中でヒットすることがあります。
「イエローナイフ」といれて、同じ固有名詞の 貸スタジオが1件ヒットするとともに、
さらに、143の国内旅行代理店やオーロラ観測器具のレンタルショップがでてきたり、です。
「バンフ」と入れたら、兵庫県のJR加古川線沿いの会社、「(有)パンプ」だけがヒットしました。
ここまではずれると、何を考えていたか、調べていたか忘れてしまいそう。
次は漢字です。こんどは海外をみてみましょう。
「倫敦」→ちゃんとロンドン市街図にとんでくれました。
「桑港」→ちりとてちんと、民主党大統領候補で有名になった福井県小浜市の「しすこ 桑港/喫茶スナック」がヒット。
以下の台湾の都市はいかがでしょうか:
「淡水」→おお、ちゃんと台北近くの地図が出ます。
「桃園」→近鉄名古屋線の駅が出ます。(他にも日本国内にいくつもあったような)
「台湾:桃園」→台湾の中で10カ所ほど「桃園」を含む地名がヒット
「高雄」→台湾第二の都市で日本でも有名ながら、愛知県丹羽郡扶桑町高雄 という犬山市に近い、私の知らなかった日本国内の地名がヒットしました。
「台東」→東京都台東区の地図が出ます。
「台東県」→ややこしいことに、東京都台東区内の施設で、台湾台東県にゆかりのある説明付きの会社がヒット:
ニューロング(株) 本社 - 詳細 »
東京都台東区東上野6丁目4−14 03-3843-7311
奨学生名簿.. 台湾・台東県成功鎮.
赤坂プリンスホテル - 詳細 »
東京都千代田区紀尾井町1−2 03-3234-1111 - レビュー 3
NPO日本海洋深層水協会ホ...
... 台東県政府、花蓮県政府、宜蘭県政府・内容:台湾政府の海洋深層水政策の宣伝 日本と台湾の海洋深層水産業の発展状況に関する情報交換
ということで、やはり、
「台湾:台東」→まだ、東京都台東区の地図が出ます。
「台湾台東」→やっと台湾へ行ってくれました。
考えてみれば、
東京 西京(京都の西部)は日本で、
北京 南京 は中国だ、なんていう知識も、個別にコンピュータに教えなければわからないわけですね。
現地語の綴り、発音を入力しろ、と言われても外国人にはほとんど無理だし、なかなか大変であります。