nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

「デジタルデータがあるのにどうして、、」

「デジタルデータがあるのにどうして、(それをプロジェクタで投影した)画面をデジカメで撮るんですか?」
とAさんに聞かれました。

自分でも、はて、どうしてだろうと一瞬考えて、

「これが、『あ、あのデジタルデータを後日入手しなければ』、というリマインダになるからです」

と回答。

これは、何かのリソース一覧の図解の上に、「?」マークを付けていくことに似ている気がします。


そして何より大事なのが、メタデータの自動記録。
今回は、GPS-CS1は忘れてしまいましたが、それがあれば、日付時刻、位置データが自動記録されます。

そして、ちょっと後日いじったり、OSによってはメーラから保存しただけで保存時刻に書き換わってしまう危ういメタデータよりは確実な記録になります。

考えてみれば、その後完成までもっていく議事メモの日付(着手、編集、完成)と、
そのあるバージョンを「私が見た」日付、時刻、場所というのは異なるわけです。

私の体験、イベントを参照するためのメタデータとしては、デジカメによる記録が一番。

欲をいえば、upload予定のURLとかも半自動で赤外線かなんかでやりとりしたり、投影中のPCのフォーカス・ウィンドウとも紐付けできればいいですが、、これは、どうせ複製と後で紐付けする以上は難しいかな。


と考えていくと、デジタルデータの世界にも、コンテンツ(文書)中心主義で、ルーツが同じコンテンツに固有のID,派生IDがどんどんふられていくと良いかもしれません。コピペにしても、その元と、先を全部メタデータで記録していけば、トレーサビリティは向上するでしょう。まぁ、煩雑かな。

デジタルコンテンツの世界にもRFIDもどきの発想があっても良いのでは、と思いついた、というエピソードでした。