nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

”mashed up notes” は不協和音のことでした

マッシュアップという言葉のニュアンスには、間違いなく「ぎっしり詰め込む」というのがあるようです。

本日それを悟ったのは、Intermezzoというスウェーデン映画。あらすじなどは他のオンライン知識源に譲るとして、主人公は著名なバイオリンのソリストで、彼にあこがれる若いピアノ教師との悲恋物語。若いピアノ教師役は、イングリットバーグマンです。カサブランカの役でも、ハンフリーボガートと比べたらちょっと未熟な感じを受けましたが、もっと若くはつらつとした演技でした。よくみたら、Introducing Ingrid Bergman.. ということで、デビュー作のようです。

さて、主人公の小さい女の子@6歳くらい、がピアノを習っていて、NY公演の長旅からスウェーデンに帰国したパパを歓待するのに、必死にピアノ伴奏をします。その前の練習だかで、父親がモダンな曲をさらったのを聴いた彼女いわく、「パパ、音間違えたでしょ。合ってない音がしたもん。おとがぎっしり詰まってたもん」という台詞に "mashed"が使われていたのでした。

それを聴いた母親がとりなして、合っている音ばかりじゃなくて不協和音が混ざっているから、より素晴らしい響きの素敵な音楽になるのよ、、とフォロー。

ぎっしりつめた音の塊も、美を産むのだ、というオチでありました。