nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

レストランの音響設計

近所で、ファミレス風の欧風レストランがしばらく前に閉店し、J○○○という別のイタリアンレストランとしてリニューアル。

数ヶ月前から気になっていて、本日来てみました。
夕食が一人900〜1400円で、グラスワイン250円、ハーフボトル1000円でまぁまぁのがあり、なかなかの人気で、混んでいます。

味はまぁまぁ。

しかし、標題にしたように、4年前に前店を訪れたときの欠点を突然まざまざと思い出させられました。
遠くのテーブル席の会話がとてもうるさいのに、自分のテーブルに座って普通の声で話している人の声がろくに聞こえないのです。

私の知る限り、欧州のレストランで、ここまでひどい水準の音響設計を放置しているところはなく、下品に大声をたてないですむのもレストランの必須要件、という認識があるように感じています。ドイツは特に。

もちろん、そもそも違いのわからない経営者であれば、まずい音響設計のまま放置されることもあるでしょうが、いずれ不人気となり、淘汰されていったのではないでしょうか。

日本では、給食の先割れスプーンとか、食器で音をたてないように食事するのが難しい環境や、親がそもそも注意しない、気にしない、という問題もあってか、食事中の音に無頓着なケースが多かったのかもしれません。しかし、文化的な洗練度が高まっていけば、いずれそれでは通用しなくなる、と。

150年くらいかけて良くなっていくことを望み、ほんの微力ながら貢献できたら、と思います。