大先輩のアイディア・マンに「ながら」学を学ぶ
橋本大也さんのブログ1000本記念のイベントでお茶の水のデジハリに出向いたとき、
彼が喜んで一目置く樋口健夫氏に出会いました。
樋口さんは、アイデアマラソン発想法を考案し50年間実践した方。
ノート数338冊に、発想数26万3000個を書き留めておられます。
その彼が「ながら」について分類、分析。
1日にプラスαの時間を――「ながら学」入門編
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0706/21/news040.html
良い「ながら」と悪い「ながら」がある、とわかりやすく説いてくれます。
お風呂の中でアイデアを記録する――「ながら学」中級編
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0706/28/news044.html
こ、これはいきなり上級では?
手持ちぶさたな時間が長いわりに、アイディアも出ちゃう、入浴やサウナの時間。
フィジカルな困難を克服する道具の紹介は、
・アイディアを出すぞ!
・出したら絶対書き留めるぞ!
という執念こそが大切、と感じさせるのに十分過ぎるものがあります。
3つのルールと9つの組み合わせを学ぶ──「ながら学」上級編
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0707/06/news091.html
自分の体験に根ざし、表面上の重複には囚われずにうまく分類してくれています。
自分の癖、指向に合った、クリエイティブな「ながら」タイムを創出、演出
するための重要なヒントになってくれることでしょう。
3つ、4つを同時にこなす高度な「ながら」も実践しつつ、何もしない時間も
作る、というのはさらに解脱した領域かもしれない、、などと思いつつ、
自分の課題を考えてみました。
・「1」仕事・思考・学習系と、「8」情報系とのうまい組み合わせは案外難しい。
→仮説、アイディア出るまではやみくもに調査、検索してはいけない、と院生には毎年言うけど。。
・朝、大脳をジャンプ・スタートさせるのに電話会話が良い、という経験則はどう説明したら良いか。。
・マインドマップをグループで使う、みたいに、複数人で取り組む(贅沢!)ってのはどうよ。
・そういえば、会議を減らすのは諦めて、内職公認にして、いきなり訊いて話の流れをフォローしてるかはチェックして良い、というルールを作ろうと検討してたことを思い出した。
マインドマップですが、論理をつきつめてひねり出せるアイディアも多い、と
長年の体験から考えていたせいで、、きっとあんなにリラックスした「ぬるい」ツールは、
せいぜいプレゼン用ではないか、と思い当たったりもしました。
異分野のネタが核融合起こしたり、横っ飛び発想がどんどん出てくるのが当たり前
のヒトにとっては、発散しないよう、アウトプットに集中するには、変わったネタの
組み合わせの上で無理矢理にでも論理をはたらかせるのが確かに有効。
発想のフェーズ(上流、中流、下流)や鳥瞰の度合い(縮尺)、問題解決というゴールとの
距離のとりかたをぐいぐい切り替え、しかもリアルタイムに他の人と共有できるツールは
ないものか。やはり、神経つなぐしかないのかなぁ、、いやそんなはずはないぞ。
続きはまた。。