nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

キャンペーンの個人化度のベストは Xingでした

nomuran72009-02-10

2004年頃ドイツで、ドイツ人の友人に「欧州でメジャーになりそうなビジネスSNSは?」と訊いたらOpenBCに招待してくれました。

その後、Xingに改名され、勢いも増しているようでしたが、ログインは年に数回程度。
このため、欧州、北米、中国の知人からのメッセージを何ヶ月も放置して不義理をしたこともしばしばでした。

標記の件ですが、誕生日には当然のごとく、何本もの「おめでとうメール」が様々なBtoCサイトから送られてきます。

ANAさんも美しい壁紙のJPEG画像へのリンクなど送ってこられましたが、これはこのシーズンの誕生日の人全員に一律同じ画像のようです。年4種か、12種か、36種類くらいかはわかりませんが。

Xingだけが、画像自体に私の名字を加工して挿入したものをHTMLメールにはめ込んで送ってきました。

ビジネス向け、多言語ながら、フレンドリーな文章スタイルでもがんばってます:

「お誕生日を祝福して、XINGからPremiumメンバー資格を10日間ドドンとプレゼントいたします。」
「バースデーPremiumメンバー資格はここをクリック:*」

ドドン、ですって。
でも、このボーナス自体はクリックした時点でログインしていないと、消えちゃったみたい。
もう1度クリックすると、「1回限りです」と出て、結局キャンペーンの恩恵に浴することは出来ませんでした。


「PremiumメンバーになるとXINGのプライベートメッセージ機能を使ってお祝いメッセージを送ってくれた友人たちにXINGから直接メッセージが送信できます。もちろん、これを機に久しぶりに旧友たちに連絡を取ってコンタクトに招待することもできます!」

「年に一度の誕生日を楽しもう!
 XINGチーム一同より」


 
笑えたのが、これです:
「XING に関するニュース

2009/02/07|
★XINGが見出しに
アメリカ中で議論沸騰!ドイツに本社を置く一企業が世界中で商標登録したという理由で、何万とあるXINGの道路標識は撤去されるべきなのか?まずは読んでみよう!

確かに、全米のXINGが商標違反で使えなくなったら大騒ぎ。
http://www.youtube.com/watch?v=wvw2_oh-Ais&dpt=ma&ttp=sysnews&plf=own&pid=20090129&xtr=xngvrlvd

しかし、こうやって、自ら笑いのネタとして提供していくことで、商標とったことと、社名=サービス名自体も大きく宣伝してしまう、したたかさがあります。
 

XINGには、イベントへの招待、登録のシステムがSNSのメッセージ機能と完全に融合、統合されていたり、先進性でみるべきものがあります。Mextractrでパワーアップしたイベントカレンダーシステムも大いに見習うべき知見、実証済のノウハウがちりばめられています。