nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

メイドめーる その2 【表彰式!】 [mextractr]

nomuran72008-11-23

 
メイドめーる その1(mextractr)

の続編です。まだ続きます。(たぶん)

ドリコムさん主催の表彰式に、協賛企業として行ってまいりました。

「Award on Rails2008 表彰について」
http://rails.drecom.jp/aor2008/award

主催事務局、審査員、他の協賛企業、そして受賞者、応募者の皆様多くとお話することができました。対面で話をすると、「え〜、5W1H抽出できるんですか!? ブログでもメールのWebAPI化でも、できちゃうじゃないですか!」、と驚いたり、「いまの(フツーの)仕事を早く片付けて新しい面白いアプリをMextractr使って作ってみたい」とおっしゃっていただいたり、有難い限りでした。
 
さて、本日の表彰にあたってですが、全応募作品の中から次の基準で厳正な審査を行いました。
メタデータ賞表彰について」
http://rails.drecom.jp/aor2008/metadata
※上記ページに辿り着くのは少しむずかしいので、下記サイトマップをご利用ください:
http://rails.drecom.jp/sitemap

3分間ほど講評させていただいた中で、
エンタープライズシステムの近未来を見せてくれている(!)
など申し上げました。これは、メイドめーるに対する正直な感想です。
 
専用のグループウェア、カレンダー、スケジューラの画面に向き合うことなく、ML(メーリングリスト)の記事や、自分で書いたメールからスケジュールを登録した場合、ダブルブッキングや、移動時間の過少見積もり、といった事態が頻発します。便利になるのと引き換えに。
 
そこで、機械(エージェント=ここでは「メイドさん」)が、スケジュールのバッティングの可能性を指摘したり、他のスケジュールの空きを携帯メールで見せてくれたり、といったことが期待されれます。これは、従来のグループウェアの発展として、マルチクライアント(グループウェアベンダ製クライアントに限らず使いたいのがユーザの本音)、ユビキタスな利用環境で、潜在的に求められていたことです。
  
元のカレンダーWebアプリ(メイドめーるではGoogle Calendar)とは違う第三者、大怪獣Mogyaさんが、メールベースのクライアントを作ったことで、上記のニーズが顕在化しました。これは実に素晴らしいことだと思います。
  
メール、とくに携帯メールの潜在力はまだまだ発揮しきれていないと思います。例えば、ML記事からmextractrしたToDoアイテム(5W1H)にコメントを付けて 自分のPCメールにTo:で宛てて自分へのリマインダーとする。そのついでに、Cc:メイドメール、Cc:社内SNS、などと指定するだけで、5W1H構造化された形でオンライン・アプリにいっぺんに登録できるようになったら大変便利ではないでしょうか?
 
携帯端末1つ(シングル、シンプル・クライアント)から、マルチ・サーバ(アプリ)へとコンテンツを同時に流し込み、活用できる可能性が垣間見えました。
 
「メイドめーる」を生み出したmogyaさんの思いの一部を汲み取って、添付写真のフィギュアを副賞にしました。しっかりウケました。(秋葉で買ったとき少々往生しました)
 
でも、この見かけに惑わされず、ユーザが求める次世代のアプリの姿を垣間見て、Mextractrを早く活用したグループウェア、ブログ/SNSCMS、その他Webアプリが生き残り、同業アプリの中で勝者となっていくのではないか。
 
このような特大級の賛辞を頂けたのが、本日一番嬉しかったことであります。
 
ドリコムさんはじめ、関係者の皆様、大変お世話さまでした。