nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

請求額確定通知 RSS

確かにフィードは、ニュートリノのように、インターネットを「貫通」してくるイメージがあります。

しかし、最近、Niftyの瞬!<キーワード>の配信でも、あのMashupediaさんの
RSSフィードでも、フェイクというか、明確な「騙し」のRSS文書が侵入する
ことが目に付いてきました。

明確な「騙し」の1つは、本文に無関係なフィード内容をフェイクして、
詐欺サイトに誘導したり、不快な記事を読ませたり、というものであります。

原文 − 要約 − 要約を検索させるキーワード

の3段構造になっているので、
「原文 − 要約」 の間でねじれていることもあれば、
「要約 − 要約を検索させるキーワード」の間でねじれていることもあります。

実例が記憶に(まだ)ないのですが、両方の界面でねじれていることもあるでしょう。
その場合、ひねりのひねりで、最初の悪意あるフィード配信者が、
さらに配信先をひろげようとキーワードを工夫して追加することが多いかな。

あるいは、最初の悪意をさらし者にするために別の第三者が勝手にフィードを
編集加工して、拡散することも出てくるか。。

ともあれ、10年ほど前にW3Cで、
メタデータで嘘をつかれたら被害は甚大」
と議論していたのが、いよいよ洒落にならない現実の事態になりつつあるのかも
しれません。Movable Typeの初期仕様が弱かったところをつかれたトラックバック
スパムなどの二の舞にならないよう、フィード関係者は知恵を付き合わせる
必要があるように思います。


やっと本題です。

IE7に金融関連のWeb上のサービスが対応し始めた結果ということか、
標記のサービスが始まりました。

SSL対応ページなので引用しますと;

カード会員の方TOP > 請求額確定通知 RSS


請求額確定通知 RSS

RSSで毎月の請求額が確定したことをお知らせします。

※お支払い額確定情報の他、新着情報・キャンペーン情報も配信されます。
※本サービスの対象はお支払い日が毎月10日(一部のお客さまは8日)または26日のお客さまとなります。

■ご登録方法

ご希望のお客さまは右のアイコンから表示されたページのURLをRSSリーダーへ登録してください。

うーむ、金額がRSSで届いてしまうのか。
ちょっとリスクを想定しきれませんが、現時点で大きな穴はないさそう、と
判断して実施にふみきったのでしょう。少し驚きました。

ニーズとしては、メールがSPAMにまみれて読まれない、最初からゴミ箱行き、
見つけても疲れてしまっててメール開ける前後に嫌な気分になっている
人が激増している昨今、ユーザの意思で様々な仕組みで、ピュアに区分して
受けとることのできるフィードに対応しないテはない、といったところでしょうか。


同じページにあった、エンドユーザ向けの解説です:


RSSとは

RSSはホームページの更新情報を、見出しとともにお知らせしてくれる便利な仕組みです。RSSを活用することで、最新情報やお得な情報をスピーディーに知ることができます。

登録しておいたサイトのRSS情報を、一定時間ごとに自動的にダウンロードし、更新情報があれば情報を表示してユーザーに知らせるソフトが“RSSリーダー”です。
このソフトを入手すれば誰でも無料(※)で利用できます。

弊社ではRSSリーダーを独自に提供はしておりませんが、上のRSSアイコンをクリックすれば代表的なRSSリーダーを紹介しています。RSSリーダーのご利用方法は個別に
異なりますので、お使いになるリーダーの説明をご覧ください。

またInternet Explorer 7にもRSSリーダー機能がございます。

※一部有料のものもございます。

Internet Explorer7RSS機能について

RSSが指定されているページでは、ツールバーのフィードボタンが自動的にオレンジ色()になります。このボタンをクリックすると、RSSの内容が表示され、この画面で「このフィードを購読する」をクリックすると、フィード一覧に当サイトが追加されます。

Internet Explorer 7の詳しい利用方法はマイクロソフト社にお問い合わせください。


iGoogleFireFoxにはふれていないのは、やはり、エンドユーザが
直接ライセンス料を払っているIE7(Windows OS経由ですけどね。実質上ということで)の方が、サポート責任をふってしまえる、
という感覚がサービス事業者にあるせいでしょう。

未来の利益予想を反映した時価総額Ciscoを上回ったGoogleですが、
まだMicrosoftには及ばない(着々と近づいてはいますが)、
というのが、このあたり、インフラ層で受益者から直接お金を回収する
ビジネスモデルへの信頼があるせいかもしれません。。