nomuran's diary

野村直之のはてな日記(後継ブログ)です

サービスの「限定」の事例「うたブロ」

汎用の動画CGMサイトをやりたい、としても、既にYouTubeニコニコ動画があります。

そこで、汎用を最初は断念して「限定」「特化」し、その後の急成長に
活路を見いだす戦略をとる企業が出てくるのは当然のこと、とうなずけます。

うたブロ
http://www.gyao.jp/utablog/entry/

自分のカラオケの演奏を世界中の人々に聴いて欲しい、という
ニーズがどれだけあるかわかりませんが、
カラオケ動画、と称するより、
歌のブログだ!と称する方が捻りがきいていることは確かですね。

ただ、個人的には、ブログよりもSNS向き、と考えます。

そもそも、SNSが、オープンな場で大道芸人やる勇気(ブログには必要!)
はないけれど、近所では一番、大将になれる、というニーズに見事に
応えたという側面があるわけです。これを称して、小川浩さんなどは、
ずばり、Mixi = 近所のカラオケ屋 説を唱えていました。

機械的に市場をセグメント化してもアイディアなんて出てきやしない、
というのは、先の坂本桂一さんの言葉です。しかし、SNSのように、
ある人をとりまく状況を実際に細分化する環境をプロデュースした、
というサービスは、やはり大きな価値を創造した、といえそうです。



カラオケの楽しみはリアルタイム性だと思いますが、
遠隔地、とくに海外で、時差に隔てられた旧友どおしの交流のためには、
あり得るのでしょうか。あ、1つアイディア出ました。デジタル多重録音です。
非同期でも重唱を重ねていければ、楽しいはず。そう、「歌バトン」と
でも呼びましょうか。

っていうか、これ、マッシュアップじゃ〜ん。
続きは、会社のマッシュアップ開発支援日記に書こうかな。
ITのマッシュアップの支援はもちろんオンラインで相当できるし、
音楽データもデジタル情報だから可能。時間と距離の壁を超えるテクノロジで
人々を幸福にすることが可能です。

問題は、そもそものオリジナルのマッシュアップ
そう、お料理です。

こればかりは残念ながら、オンラインだけで素材を作り込み合って、
一緒に食べて談笑するというわけにはいかないでございますね。
でも、もしやセカンドライフあたりでは、やってるのでしょうか。。